この報告書は1995年に(社)三田青年会議所(三田JC)が阪神淡路大震災にさいし活動した「入浴巡回バス」運行の記録である。当時300部のみ作成されたわずか56ページの小冊子ではあるが、世界中から大災害がなくなるときまでの一助になればとネットに再録する。
誤字脱字の修正を除き原文そのままを掲載する。
1995年2月 15日(水) 結果報告
バス 会社 | 避難所 | 入浴施設名 | 受入人数 | |
1 便 | 帝 産 | 倉石保育所 → | 有馬ロイヤルGC | 22 |
2 便 | 帝 産 | 浜田会館 → | 有馬ロイヤルGC | 25 |
3 便 | 神 戸 | 御影小学校 → | フルーツフラワー | 34 |
4 便 | 神 戸 | 大石北町 → | フルーツフラワー | 37 |
5 便 | 国 際 | 住吉中学校 → | フルーツフラワー | 11 |
6 便 | 国 際 | 魚崎小学校 → | フルーツフラワー | 51 |
合計 | 180 |
三田JCメンバー | 他JCメンバー | ボランティア | 入浴巡回バス利用者 | |
前日累計 | 178 | 51 | 274 | 6,270 |
本日人数 | 9 | 3 | 19 | 180 |
累計人数 | 187 | 54 | 293 | 6,450 |
・「今週の日本(特別号2号)、(総理府発行)にて、無料入浴券の配布主体として当青年会議所名が掲載され、朝より問い合わせの電話がひっきりなしに入る。
同紙の掲載内容は、入浴温泉までバスを運行している旨であったため、対応に苦慮する。
・前日の配車連絡に手落ちがあり、住吉小学校及び住吉中学校の両校にご迷惑をおかけした。
・比較的小規模の避難所は、閉鎖されるところが出てきており、また大規模の避難所については自衛隊が設置した仮設浴場が普及している様子で、巡回の要請が減少してきている。
・ソロプチミスト加賀より連絡があり、実施予定日として2月27、28日と決定。 この件に関しソロプチミスト三田の会長、副会長と実施内容について打ち合わせする。
・豊岡青年会議所よりの第一次人的支援が本日で終了することとなった。 豊岡JCは当初2月末までの予定であったが、12日間と長期間に渡っていたため、これ以上の負担をお掛けしないため、南但JC及び篠山JCに引き継いでお願いすることとした。 豊岡JCみなさんのあたたかいご支援に感謝します。
・三田市の広報にて「下着類」のご支援を広く要請した。