日時報告詳細 1995年2月 17日(金) ・・・31

この報告書は1995年に(社)三田青年会議所(三田JC)が阪神淡路大震災にさいし活動した「入浴巡回バス」運行の記録である。当時300部のみ作成されたわずか56ページの小冊子ではあるが、世界中から大災害がなくなるときまでの一助になればとネットに再録する。
誤字脱字の修正を除き原文そのままを掲載する。

 

1995年2月 17日(金) 結果報告

  バス 会社  避難所  入浴施設名  受入人数
1 便      帝 産 東神戸朝鮮学校 → サングレートGC 37
2 便    帝 産 御影小学校 → サングレートGC 38
3 便  神 戸 王子スポーツセンター → フルーツフラワー 37
4 便  神 戸 本山第三小学校 → サングレートGC 48
5 便  国 際 神戸友生養護学校 → フルーツフラワー 25
6 便  国 際 魚崎小学校 → フルーツフラワー 50
7 便  日 交 兵庫勤労市民センター → 有馬ロイヤルGC 16
8 便  日 交 兵庫勤労市民センター → 有馬ロイヤルGC 44
9 便 三田市バス 河原会館 → 有馬ロイヤルGC 17
10便 三田市バス 桜ヶ丘保育所 → 有馬ロイヤルGC 19
      合計 331

 

   三田JCメンバー   他JCメンバー  ボランティア 入浴巡回バス利用者
前日累計 196 59 312 6,773
本日人数 9 4 18 331
累計人数 205 63 330 7,104

 
・魚崎中学より明日の便のキャンセルが入り即対応するが、2時間後にもう一度連絡が入り「やはり来て欲しい」とのこと。事情を聞くと今日仮設風呂ができたので不要と思ったが、入浴能力が低く、全員の方に入ってもらうのに数日かかるとのこと。再度明日以降に予定を入れることにした。

・城崎町救援対策連絡協議会より2月24日~26日の2泊3日間において被災者35名を城崎温泉に無料招待したい旨連絡が入る。バスの使用について問い合わせがあり、近畿陸運局と打ち合わせをする。

・灘区・東灘区方面は仮設風呂の設置が順調に進んでいるようである。 今後は兵庫区、長田区を中心に運行していきたい。

・神戸市対策本部に今後の避難所状況について問い合わせする。若干の減少はみられるであろうが仮設住宅の建設に手間取るため、著しい改善は望めないであろうとのことであった。

・東山小学校へ行く予定で先方に連絡していたが、配車ミスにより「兵庫勤労市民センター」行きの便を同所経由に変更する。