タイムマシン

誰もが一度は空想したことのあるタイムマシン。
ニュートリノが光速を超えた!?という話題で現実味がでてきたと報道されました。
ことの真実や現実性はさておき、久々に空想せざるおえなかった大人の一人として思ったこと・・・

超えたといっても、何万分の1秒とか何億分の1秒のレベルだったようで、過去に行けてもせいぜい1日程度かなっと、ぼんやり昨日の自分を思い浮かべてみた。
特段に何かがあった日ではない、何もなかった。

何もなかった1日とは、昨日から一直線につながり今日に辿りついたかのような印象であるが、それでも思い起こせば

通勤の道を変えていれば・・・
ひとつ後の電車に乗っていれば・・・
あの人への話し方を変えておれば・・・
あの時間にあそこに行かなければ・・・
帰りに寄り道して飲みにいっていれば・・・

などなど分岐点は無数にあった。
分岐点の一つを変えていれば、今と違う「今」がおとずれていたのであろうか?

私たちの「今」は、無数の分岐点を乗り越えた偶然の積み重ねの上にある。
間違いなくそうだと思う。

ただ無数の偶然を積み重ねた状態「今」が、偶然ゆえに不安定で変化しやすいものなのか、
あるいは必然であり不可避の運命というべきものなのか・・・・・わからない。

y.ishii