この報告書は1995年に(社)三田青年会議所(三田JC)が阪神淡路大震災にさいし活動した「入浴巡回バス」運行の記録である。当時300部のみ作成されたわずか56ページの小冊子ではあるが、世界中から大災害がなくなるときまでの一助になればとネットに再録する。 誤字脱字の修正を除き原文そのままを掲載する。
1995年1月26日~2月28日 結果報告
事業名称 | 阪神大震災入浴バス |
実施日 | 1995年1月26日~2月28日 |
実施場所 | 詳細別紙参照 |
受入人員 | 総計 9,672 |
バス運行台数 | 兵庫ブロック 47台 近畿運輸局 87台 三田市バス 40台 合計 174台 |
JC救援物資 | 詳細別紙参照 |
三田市JA女性会 | おにぎり 6,000個 |
三田JCメンバー | 他JCメンバー | ボランティア | 入浴巡回バス利用者 | |
累計人数 | 284 | 121 | 454 | 9,672 |
・1月17日未明に発生した阪神大震災に対し、当青年会議所としては、阪神間に一番近いロムとして、被災地まで大型バスを運行し、三田市及び近郊のゴルフ場施設まで送迎し、入浴していただく事業を行いました。
・交通事情も日ごとに変動し、被災地の状況も日々刻々と変わり、バスの運行も被災地の選定から始まり、受入先のゴルフ場の確保、バス会社への連絡などで、一日中事務局の電話は鳴りっぱなしで緊張の毎日でした。
各青年会議所からの救援物資も、毎日のように届き、下着やタオルなどを入浴場所の受付で配り、入浴後はおにぎりを渡しました。。身体も気持ちもリフレッシュして戻られたことと思います。
・兵庫ブロックのロムより、毎日数名の人員的援助をいただき、誠に有難うございました。
・今回の震災の影響は予想以上に大きく、まだまだ復旧には時間を要しますが、阪神間の明るいまちづくりにこれからも全力を尽くしたいと思います。