阪神大震災支援事業報告書 入浴巡回バス運行にいたる経過 1

この報告書は1995年に(社)三田青年会議所が阪神淡路大震災にさいし活動した「入浴巡回バス」運行の記録である。当時300部のみ作成されたわずか56ページの小冊子ではあるが、世界中から大災害がなくなるときまでの一助になればとネットに再録する。

誤字脱字の修正を除き原文そのままを掲載する。

 

―入浴巡回バス運行にいたる経過―
1、兵庫ブロックの支援対策の一環としてスタート

1月17日(火)
 ・市内の被害状況確認。一部地域に倒壊等の被害あるも軽微。

 ・市内への電話は5回に一度、市外については全く通じない状況である。

 ・親族・友人救済に神戸市内に入った者の情報によると、想像をはるかに超える災害であるとのこと。

1月18日(水)
 ・芦屋JCメンバーよりSOS入電。連絡とるも不通のため詳しい情報得られず。
  同様に兵庫ブロック、神戸JC、芦屋JC、西宮JC、等の被災地JCにも全く連絡とれず。

 ・日本JCへ深刻な状況を報告、全国のJCから食料、物資、水等の支援を依頼し、またその受け入れも三田JCにて行う旨連絡する。

 ・三田市の支援対策を確認、当面は行政と連携し支援することを三役会にて決定。

 ・物資運搬車や救済車により周辺道路の大渋滞がはじまる。

   つづく             y.ishii