阪神大震災支援事業報告書 入浴巡回バス運行にいたる経過 2

この報告書は1995年に(社)三田青年会議所が阪神淡路大震災にさいし活動した「入浴巡回バス」運行の記録である。当時300部のみ作成されたわずか56ページの小冊子ではあるが、世界中から大災害がなくなるときまでの一助になればとネットに再録する。
 誤字脱字の修正を除き原文そのままを掲載する。

―入浴巡回バス運行にいたる経過 2―

1月19日(木)
・全国JCより被災地情報や支援物資の問い合わせ電話が殺到し始める。
 しかし、被災地の情報は混乱しており神戸市対策本部、県対策本部等に問い合わせても要領を得ない。
 われわれとしてもテレビ、ラジオを情報源にするしかない。

・三田JC支援物資(おにぎり、水、衣類など)を、行政の緊急支援物資運搬車に搬入。

・京都(社)峰山JCよりメンバー運転によるトラックにて、PM8:00に支援物資第1便が到着。


1月20日(金)
・日本JC会頭 山本 潤君ご子息のご葬儀に参列(理事長、専務理事)

・兵庫(社)篠山JCより支援物資(菓子パン1,500)到着。

・理事会にて全国JCからの支援物資の受け入れ体制について承認を得、物資以外の支援内容について協議をした結果、今後は衛生問題に要求が変わってくるであろうと判断し三田の地理的条件(被災地に隣接しガス、水等に問題なし)から入浴サービスをしてはどうかとの意見があり、その可能性について検討する。

つづく