入浴巡回バス運行にいたる経過 5

この報告書は1995年に(社)三田青年会議所が阪神淡路大震災にさいし活動した「入浴巡回バス」運行の記録である。当時300部のみ作成されたわずか56ページの小冊子ではあるが、世界中から大災害がなくなるときまでの一助になればとネットに再録する。
 誤字脱字の修正を除き原文そのままを掲載する。
 
―入浴巡回バス運行にいたる経過 5―

1月25日(水)

・神戸市市民課に入浴施設の問い合わせをする。積極的に対応するとのことで、被災者の風呂に対する欲求が上がってきているようだ。

・日本JCファッション部会、(社)町田JC、(社)桐生JCより大量の支援物資(下着、衣類等)が届く。さっそく全員で仕分けした。
 全国のJCの支援に感謝する。

・次なる避難所を決めるため神戸市内に入り、湊川中学の校長に会い説明する。避難所現場の混乱が目につく。

・三田GCより連絡あり、三田市内7つのゴルフ場すべてが2月末まで休業日を開放するとのこと。
 さっそく27日にサングレートGCを開放してもらうことにする。

・入浴バス運行についての全体会議をおこなう。
 明日以降の運行に際し注意点、問題点などを説明する。
 また48台の振り分けは、1日4台を12日間とし、1月26日から2月6日までとした。

・この入浴巡回バス運行に際しては、運営を円滑に行うため、次ページのように組織編成し、担当並びに役割を明確化した。

  
  つづく