日時報告詳細 1995年2月 1日(水) ・・・15

この報告書は1995年に(社)三田青年会議所(三田JC)が阪神淡路大震災にさいし活動した「入浴巡回バス」運行の記録である。当時300部のみ作成されたわずか56ページの小冊子ではあるが、世界中から大災害がなくなるときまでの一助になればとネットに再録する。
誤字脱字の修正を除き原文そのままを掲載する。

 

1995年 2月 1日(水) 結果報告

  バス 会社  避難所  入浴施設名  受入人数
1 便    川西JC 夙川・北夙川小学校 → 大阪府立野外活動センター 100
2 便  川西JC 夙川・北夙川小学校 → 大阪府立野外活動センター
3 便 全但 御影小学校 → 有馬カントリー 47
4 便    全但 御影公会堂 → マイカル三田 43
5 便    全但 上筒井小学校 → 六甲国際GC 50
6 便    全但 御影小学校 → 有馬カントリー 23
7 便   全但 八雲老人憩い → 有馬カントリー 27
8 便   全但 魚崎小学校 → マイカル三田ポロロッカ 43
9 便 三田市バス 御影高校 → マイカル三田ポロロッカ 20
10 便 三田市バス 御影高校 → マイカル三田ポロロッカ 11
                    合計 364

 

   三田JCメンバー   他JCメンバー  ボランティア 入浴巡回バス利用者
前日累計 63 0 18 1,341
本日人数 10 0 4 364
累計人数 73 0 22 1,705

 ・雪のためバスの出発が遅れ予定が狂った。

・バスに長時間乗るため、乗り物酔いする方が出て対応に困る。

・市民会館にてボランティアの説明会を開催し、市からの援助者を依頼する。

・月日が経つにつれ被災者も精神的に衰弱しており、些細なことで言い争いが目立つようになった。(マイカル三田ポロロッカにおいて喧嘩騒ぎ)

・夜7時、3日配車予定の福地小学校より電話あり、今日他のボランティアによる入浴バスで出かけた有馬温泉で入浴中に85歳の老人が心臓麻痺で亡くなられたとのこと。 「もしそんな場合には三田青年会議所で責任を取っていただけますか」の問い合わせがあり、責任を取れるはずもなく、またそんな事故の後続けてバスを回すこともできないため3日の配車は見合すことにした。

・この事故の内容を各配車予定の避難所に緊急連絡をし注意を促した。