日時報告詳細 1995年2月 2日(木) ・・・16

この報告書は1995年に(社)三田青年会議所(三田JC)が阪神淡路大震災にさいし活動した「入浴巡回バス」運行の記録である。当時300部のみ作成されたわずか56ページの小冊子ではあるが、世界中から大災害がなくなるときまでの一助になればとネットに再録する。
誤字脱字の修正を除き原文そのままを掲載する。

 

1995年 2月 2日(木) 結果報告

  バス 会社  避難所  入浴施設名  受入人数
1 便    川西JC 夙川・北夙川小学校 → 大阪府立野外活動センター 70
2 便  川西JC 夙川・北夙川小学校 → 大阪府立野外活動センター
3 便 全但 御影小学校 → 有馬カントリー 52
4 便    全但 御影小学校 → 有馬カントリー 54
5 便    全但 御影公会堂 → マイカル三田ポロロッカ 41
6 便    全但 八雲老人憩い → 有馬カントリー 44
7 便   全但 上筒井小学校 → 六甲国際GC 47
8 便   全但 長田工業高校 → マイカル三田ポロロッカ 30
9 便 三田市バス 長田工業高校 → 六甲国際GC 24
10 便 三田市バス 長田工業高校 → 六甲国際GC 16
                    合計 378

 

   三田JCメンバー   他JCメンバー  ボランティア 入浴巡回バス利用者
前日累計 73 0 22 1,705
本日人数 9 0 22 378
累計人数 82 0 44 2,083

・長田方面の交通状況が悪く、予想外に時間がかかった。

・バスに長時間乗るため、乗り物酔いする方が出て対応に困る。

・本格的にボランティアを配置するが人数の多いところはする事がなく、2~3人が適当と思われる。

・婦人用の下着の在庫がなく各地へ依頼する。

・三田市JA婦人会により今日から毎日炊き出しをしてもらうことになり、午前中に入浴される方におにぎりなどを配ることにした。
「おにぎりは食べ飽きて喜ばれない」という情報もあったが、「にぎりたての温かいおにぎりはおいしい」と好評であった。

ただ今後も毎日続くため数量連絡や配送(各入浴施設)の管理が増え、体制を再考しなければならない。 現メンバー数(39)では物理的にも限界かもしれない。

・夜9時に長田工業高校よりキャンセルの電話あり、バス2台が宙に浮くため急ぎ避難場所をさがす。中央区役所に配車が決まるまで2時間を費やする。

・六甲国際北コース(パブリック)の浴場施設開放が今日までであったが、明日以降の配車に支障をきたすため神戸市市民課へ引き続き開放の依頼をしたところ10日までの延長をしてもらった